・将来、年金が支給されるか不安だ
・投資で自分年金を作りたい
こんにちは、らぷぞうです。
今回のテーマは、「投資で作る自分年金」です。
でも、コツコツと準備していけば大丈夫だよ!
当記事では、自分年金作りに
・VYM(バンガード米国高配当株式ETF)へ毎月積立
これが最適解の1つとなる理由について説明していきます。
自分年金の必要性
間違いなく年金は減る
日本の高齢化に伴い、年金受給額が減ることはほぼ確実です。また、受給年齢の引き上げもほぼ間違いありません。
厚生労働省によると、2019年時点で61.7%ある年金の所得代替率は、30年後の2050年代には40%代になる見込みが示されています。
現役世代が得ている手取り収入(ボーナス込み)の何%を年金で受け取れるかを表す指標。
例)現役世代の手取り年収が300万円、所得代替率40%なら、年金は年120万円となる。
退職金制度を見直す会社が増加中
また、「親と私の老後マネー 完全ガイド」によると退職金制度がなくなっている会社が増えています。
平成5年には92%であった比率が平成30年では77.8%です。
この比率で減り続けた場合、30年後に退職金が出る会社は50%程度になります。
今の会社に退職金制度があったとしても、自分が退職するに退職金が出るとは限らない、ということですね。
副業解禁、積立NISA、iDecoなど、老後を意識した制度を国が推奨しはじめた
最近、国が副業を解禁するよう企業に呼びかけたり、積立NISAやiDecoなどの商品を推奨していますね。
これは、年金が減るのが確実であるため
・年金が減る分は自分でなんとかしてくださいね。
という国からのメッセージです。
「優遇制度は作ってあるんだから、使うか使わないかは個人の自由。使わない人の老後は国は知りませんよ。」ということです。
このメッセージを読み取り、正しい行動をすることが大切です。
色々な方法があるけど、おすすめはVYMというETFを積立することだよ。
なぜVYMを積立?4つの疑問と8つの理由
なぜ、VYMを積立するのが良いのか。
きっとこんな疑問が出てくると思います。
・なんで日本株じゃなくて米国株なの?
・なんで個別株じゃなくてETFなの?投資信託じゃダメなの?
・なんでVYMなの?VTIやHDV、SPYDじゃダメ?
・なんで一括投資やタイミング投資じゃなくて積立なの?
ひとつひとつ、丁寧に説明していくよ。
疑問①:なぜ日本株ではなく米国株なのか?
1.米国は世界で最も株主還元意識の強い国である。
皆さんは、会社が得た利益は誰のものだと思いますか?
実は、その答えは国によって違うのです。
社会の仕組み的には会社は株主のものなので、会社の利益も株主のものであるのが本来の形なのです。
ただし、仕組みがそうであるからと言って、利益が株主に還元されるとは限りません。
最近は変わってきたところもありますが、日本の株主還元意識の低さは有名です。
そもそも日本は雇用(従業員)が守られているため、株主を第一に考えることができない仕組みになっています。
投資先(投資する国)を選別する際に大切なのは、株主還元をしやすい仕組みを持ち、還元の意識が高い国を選ぶことです。
その意味で、アメリカは政治家も経営者も株主に還元する意識が非常に高く、リストラもしやすい企業経営を優先できる国なので、投資先としては最高なのです。
2.米国株は過去200年、ずっと右肩あがりで成長を続けている実績がある。
また、米国は1817年にニューヨーク証券取引所が設立されて以来、2020年現在の200年強の期間に渡って株価を伸ばし続けてきた実績があります。
過去の実績は、とても大きな判断材料となります。
例えば、以下の2つの会社があったとします。
①創業以来、右肩上がりの売り上げを続ける会社
②30年前にピークを付け、未だに30年前の売り上げを超えられない会社
あなたが大切なお金を投資するなら、どちらの会社を選びますか?
当然、①の会社ですよね。
これを会社ではなく株式市場に当てはめた場合、①がアメリカ、②が日本です。
会社の過去の実績は、今後の稼ぐ能力の裏付けになるのです。
伸びづけた実績をもつ企業(国)に投資をする、これも米国を投資先にする大きな理由の一つです。
3.米国の人口ピラミッドが、今後の成長を裏付ける。
また、米国が投資に適している理由の1つに、「理想的な人口ピラミッド」があります。
国の経済の先行きを占う上で、人口動態はとても大切な指標の一つです。
米国は先進国では珍しい人口増加国であると同時に、働ける世代の人口がとても多いのです。
働く人口が多ければ多いほど、企業活動も活発になり、経済が成長しやすいのは当然のことです。
これら1〜3の理由から、今後も米国経済が発展していく可能性は高いので、
米国に投資をし、その経済成長の恩恵にあづかるのが賢明
と言えます。
疑問②:なぜ個別株や投資信託ではなく、ETFなのか
4.個別株は「自分年金作り」には向かない
今回のテーマは「自分年金作り」である以上、例えばこんなことがあると困るわけです。
・急にもらえる金額が減る
・認知機能が落ちた後に、株の売買判断が必要になる
個別株で自分年金を作る場合、両方とも可能性があります。
基本的には、買った後は何もしなくて良い商品が望ましいのです。
そうすると残りの選択肢は、投資信託かETFということになります。
5.投資信託は基本的には分配金が出ない
年金である以上は、自動的に分配金としてお金をくれる仕組みが望ましいわけですが、2020年12月現在、「良い」投資信託で分配金も出すものがありません。
となると、投資先は消去法でETFになりますね。
(同じVYMという名前でも、VYMはETFで、「楽天VYM」は投資信託です。投資信託では分配金が出ないので注意してくださいね。)
疑問③:なぜETFの中でも、VYMをおすすめするのか
6.「年金作り」が目的なら、高配当ETFである必要がある
米国には素晴らしいETFが多数存在しています。
VOO・VTI・QQQなど、過去にとても優秀な成績をあげている優良ETFがありますが、これらのETFは基本的には値上がり益(キャピタル・ゲイン)を狙うものです。
キャピタルゲインを狙うということは、言い換えれば「高値の瞬間に売る判断を要する」ということです。
年金に求めらるのは、認知機能が落ちた後でも勝手に配当金・分配金を運んできてくれる自動利益確定機能ですから、売買の判断を要するVOO・VTI・QQQなどは向いていません。
つまり、高配当ETFであることが望ましいわけです。
有名で運用資産金額もそれなりに大きい高配当ETFにはVYM・HDV・SPYDといった銘柄があります。
7.VYMは最も安定した高配当ETFである
HDVやSPYDも素晴らしいファンドです。(これらのETFは私も買っています。)
ただし、親や兄弟・自分の子どもや友達におすすめするなら、VYM一択です。
HDVやSPYDになくて、VYMにあるもの、それは「銘柄の分散性」です。
前者2つのETFは約80銘柄に投資していますが、VYMは約400銘柄に分散投資しています。
それぞれのファンドにコンセプトがありますが、
・HDVは石油セクターに比重が大きい
・SPYDは不動産セクターに比重が大きい
という傾向があります。
これは言い換えると、石油セクターや不動産セクターが不調で減配となった際には、分配金が少なくなるリスクが高いということになります。
買い付け時の利回りは高いことが多いですが、それはこういったリスクの裏返しということです。
VYMであれば、「どのセクターが強くなるか予想する必要がない」ので、とても安定したリターンを生み出してくれることが期待できます。
よって、
高配当ETFの中でもVYMがおすすめ
ということになります。
疑問④:なぜ一括投資やタイミング投資ではなく、積立を選ぶのか
8.「株価の未来は誰にも読めない」。
世界中の誰であったとしても、未来の株価を当てることはできません。
急に暴落がくるかもしれないし、急にバブルがくるかもしれません。
株価の未来は読めないものだとわかって初めて、投資初心者脱出です。
一括投資やタイミング投資するということは、言い換えると「株価の未来がわかる」といっていることと同じなのです。
つまり
毎月、同額を積立していくことが賢明
と言えます。
まとめ:VYMの積立をおすすめする8つの理由
これらの理由をまとめると、以下のようになります。
1.米国は世界で最も株主還元意識の強い国である。
2.米国株は過去200年、ずっと右肩あがりで成長を続けている実績がある
3.米国の人口ピラミッドが、今後の成長を裏付ける。
→ 米国株が良い
4.個別株は「自分年金作り」には向かない
5.投資信託は基本的には分配金が出ない
→ ETFが良い
6.「年金作り」が目的なら、様々なETFの中で高配当である必要がある
→VYM・HDV・SPYDに絞られる
7.高配当ETFの中でもVYMは最も安定した高配当ETFである
8.「株価の未来は誰にも読めない」
→積立が賢明である
証券口座はSBI証券をおすすめする理由
SBI証券は業界最安値の手数料で米国株取引ができる証券会社の一つです。
しかも、証券会社で唯一、米国のETFを毎月自動で積立するサービスがあります。
自動積立機能を使うと、投資を忘れることが可能です。これはとても大きなメリットです。
なぜなら、様々な研究でわかっているのは、
投資成績が良い人は
・すでに死んでしまっている人
・投資していることを忘れている人
だからです。
つまり、自動積立ができるSBI証券の口座は、VYMの積立と相性が良く、自分年金作りには欠かせない口座ということになります。無料で開設できます。
まずは、下のバナーから証券口座の開設をしてしまいましょう。
最後に:VYMの積立シミュレーション
最後に、簡単にVYMの積立シミュレーションをしてみましょう。
これがエクセルで作成したシミュレーション結果です。
もし20万円、毎月積立できた場合には、20年後には資産が約7000万、毎月の配当収入は月12万円を超えます。
30年後なら資産1億4000万、毎月の配当収入は月30万を超えます。
これがアインシュタインが「この世で最も強い」と言った「複利の力」です。
まずは大まかにでもシュミレーションしてイメージを掴むことがすごく大切ですね。
らぷぞう家は共働きなので、毎月6万ずつ夫婦で出し合い、計12万円積み立てています。
千里の道も一歩から。ちょっとでも興味がでた方は、まずは、
②10万円、ETFを買ってみる
ここから初めてみるといいと思います(*^_^*)
配当金は、わずかでも本当に嬉しいですよ(*^^*)完全な不労所得です。
それでは!何事も気楽に行きましょう!
Take it easy!
「投資」の前にそもそも「貯金」ができない!という方はこちらの記事をどうぞ。
「投資について学びたい!」という方は、こちらの記事にある本を読んでみてください。
https://rapuzou.com/column/for-invest-10-million-yen
自動積立のメリットはこちらでも解説しています。
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